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チラシに何を書こうか…
SNSが集客の大きな要となった時代とは言え、まだまだ紙媒体も需要なPRツールであることに変わりはありません。
でも訴求内容によって反応が大きく変わることは周知の事実…。
中小企業診断士である私のところにもチラシに関する相談がたくさん寄せられます。
訴求する内容はその商品の市場浸透度にもよって変わってくるのですが、「テッパン」はやはり参加者のベネフィットを訴求すること。
ベネフィットとは、マーケティングにおいては、簡単に説明すると「顧客が商品から得られる良い効果」のことです。
飲食物なら、美味しい!(からあなたは幸せになれる)→なのでそれを伝えられる美味しそうな写真を使う
クラウドファンディングなら、頑張ってる人を応援した!(から自己肯定感が高まる)→なので、頑張っている姿勢を示すための情報を伝える
といったような感じです。
ただ、写真でベネフィットが伝えられる商品ばかりではありませんし、チラシはWEBと違って情報伝達スペースも限られています(論文みたいなチラシなんか誰も読みませんよね)。
なので、やはり「言葉で端的にベネフィットを伝える」ことが必要になってきます。
そんな時お勧めなのが、「チラシを渡すときの第一声を素直にキャッチコピーにすること」
実例を挙げますね。
これ↓は私が講師を務める創業塾のチラシ。
↑before
内容はとても分かりやすいですが、正直「これに行かねば!」というベネフィットまでは見えてきません。
そこで翌年度、私がデザインして変更したのがこのチラシ↓
↑after
お分かりでしょうか?
ベネフィット(ここではより一般的な単語であるメリットとの言葉を使用)を分かりやすくどかーんと書いています。
なお、この創業塾の場合、チラシを渡すときにお伝えしていたのが、「これに出れば登録免許税の減免が受けられたり補助金が増額されますよ」というもの。
だったらそれを書きましょう!
ということで反応率が大幅アップ!!
中には奥さんがこのチラシをみて、起業(法人設立)予定のだんな様に「こんなの(登録免許税減免)あるんだって!」とお勧めしてくれたケースも。
(独立したての家計に7万5千円の差は大きいですもんねー。私でもこの奥さんの立場なら勧めます(笑))
ちなみにその参加者の男性、最後に「こういう動機で参加しましたが内容がすごい充実してて参加して良かったです!」とおっしゃってくれました。
当たり前ですが、チラシであおって現物がイマイチ…はどんな商品・サービスでもありえません。
売りたい対象が良いものであれば、当然それには何らかのベネフィットがあるはず。
ぜひそれをお伝えくださいね。